時短勤務なのに給料20万円を超えた看護師の話


お久しぶりです。
子育て中の看護師、エサキです。

最近、地元の後輩ナースから「時短勤務したいのですが」という相談を受けた。

私は今まさに時短勤務中。
もちろん今の職場を探すのはかなり大変だった。

しかし私の経験は、これから時短を探す方には有用な情報になると思った。
ということもあり「看護師が時短勤務の職場を探す方法」を書いてみることにした。

時短勤務かつ
正社員かつ
20万円以上の給料

という仕事の探し方。


当時の我が家


夫が失業して1年半。

夫はアルバイトの身分。
正社員の仕事が見つかる気配はない。

私は2人の子育て中でもあり、専業主婦。

貯金はかなり緊迫していた。
残高は30万円を切っていた。
夫がアルバイトしているとはいえ、時給は890円。

どう節約しても月5万円は赤字になる。
貯金はあと4ヵ月で底をついてしまう。
貴重な移動手段である軽自動車ではあったが、車検が迫っているため売却しようかとも考えていた。

すぐにでも安定した収入は確保しておきたい。
できれば月20万円以上。

看護師として復職しようと思った。

ただし子供の保育園の送り迎えがあるため、時短勤務が理想。
9:30~16:30の6時間勤務。

また扶養の関係で、正社員として働きたかった。
当時、夫がアルバイトだったため、国民年金や健康保険は全額自腹だった。
これが月5万円とかなり痛かった。
でも私が正社員で働いて、夫と子供を扶養すれば、負担がかなり軽減される。

ということもあり、時短勤務ではあるものの、月20万円以上かつ正社員の職場を探していた。


以前の職場


復職先としてまず思いついたのは、出産前に働いていた病院。
当時仲の良かった先輩が、主任になっていたため、連絡を取ってみた。

先輩は昔と変わらず優しくて面白い人だった。
懐かしい話で盛り上がった。

話がひと段落し、今の状況を伝えて、時短勤務だけど正社員で働けないか聞いてみた。

「人事と相談してみる」と後日返事をもらうことになった。

でも結果はダメだった。
「時短中はパート扱いで、フルタイムで働けるようになれば正社員」という条件だった。

せっかく先輩に動いてもらって大変申し訳なかったのだが、この提案はお断りするしかなかった。

でも先輩は「本当に困ったらまた連絡してきなよ」と言ってくれた。

お金がない時は漠然とした不安感が常に付きまとう。
でもこうして誰かが助けてくれるというのは、それだけでとても心強く思えた。


ハローワークで職探し


ハローワークで仕事を探すことにした。

看護師の求人は沢山あった。
でも「正社員の時短」について求人票に記載している病院は全くなかった。

そこでハローワークの職員さんに「正社員の時短」で応募できるか聞いてもらった。
7件ほど聞いてもらったがほぼ全滅。

かろうじて1件だけOKという返事はあったが、面接に行ってみると「正社員の時短は給料がかなり低くなる。たぶん手取り13万円くらい」ということでパートを勧められた。

それから2週間ハローワークに通った。
職員さんに色んな病院に聞いてもらった。

稀にOKの返事はあるが、どうしても給料が低い。
時短の正社員で月20万円はどう考えても無理そうだった。

ここまで見つからないとハローワークの職員さんにも申し訳なくなってしまう。

自分で直接病院に聞いてみることにした。
でもどうもそれがダメだったようでハローワークの職員さんが怒っていた。


方針転換


「そうだ。夫に主夫になってもらう!」

復職に強い看護師であっても時短の正社員は見つからない。
とうことで、夫に子供の送迎をしてもらい、私がフルタイムで働こうと思った。

でも夫は猛反対した。
どうも子供の送迎が嫌らしい。
たまにならいいが、毎日の送迎は「俺は失業した」と言っているようなものだと。

まあその気持ちは分かる。
でもお金の問題が最優先だと思った。

しかし夫も食い下がり「もし俺に正社員の仕事が見つかったらどうするんだ?」と。

確かに二人ともフルタイムの正社員で働くのはかなり厳しい。
どちらか一方が時短で働くしかなければいけない。

夫はただでさえ仕事が見つからないのに、時短という条件が付けば再就職はほぼ不可能だろう。
やはり私が時短で働くしかない。

でも私も見つからない…。


先輩への相談


主任になった先輩には、その後も連絡を取っていた。

色々とアドバイスしてもらったり、話を聞いてもらったり、本当にお世話になった。
さらには先輩の知り合いの病院にも「時短の正社員」で働けるかまで聞いてもらった。

でも見つからなかった。

そんな時に先輩から「転職エージェントは使ってみたら?」と言われた。

転職エージェントの存在は知っていた。
でも強引に話を進められそうだし、ブラック病院を紹介されると噂もあったし、ましてや時短の正社員なんて厄介な条件は迷惑だろうと、敬遠していた。

先輩曰く「そういう業者もあるけど、ちゃんとした会社なら条件に合った病院を紹介してくれるよ」とのことだった。


転職エージェントで職探し


先輩から勧められた転職エージェントに登録してみた。
すぐに電話で連絡があった。

女性のエージェントさんだった。
優しそうな声の方で少しほっとした。

それから簡単なあいさつの後、私は今の家庭状況、希望する条件を伝えた。

あまり図々しいことは言えないため、控えめに条件を伝えた。
でも「本当にそれだけですか?合致する求人が見つかるかはお約束できませんが、まずは希望ですのでお気軽にお話しください」と言われた。
「仕事できそうな人だな」と思った。

申し訳ないと思いつつも、ありったけの条件を伝えた。
時短かつ正社員。できれば月20万円以上。土日休み。夜勤なし。車通勤OK。通勤20分圏内。委員会なし。残業なし。子供だけではなく夫も扶養に。その他色々・・・。

「了解しました!」
「すべての条件を満たすのは難しいですが、それに近い求人を探してみます!」と言ってくれた。

素直に嬉しく、心強く思った。

ただ期待はしなかった。
あれだけ探して無かったのに見つかるわけがないと思った。


予想外の出来事



2日後。
メールが届いた。
3件の求人票が添付されていた。

私は目を見張った。
時短なのに月20万円を超えそうな求人ばかりだった。
しかも正社員!

エージェントさんから電話が鳴った。

「今応募が出ている中で、条件に近い求人をピックアップしてみました。数は少ないですが…」

いやいやいや!
数が少ないどころか、私あれだけ探して見つからなかったのに、たったの2日間で3つも!

「あと来週まで待っていただければ、〇〇病院でも似たような求人が出そうです」
「え!?〇〇病院ですか!?」

私はビックリした。
〇〇病院というのは、私が復職を考えてからすぐに目を付けた病院である。
というのも保育園から車で5分かつ、子持ちの看護師に優しいと噂の病院だったからだ。

しかしその当時は〇〇病院の求人が出ておらず、電話で聞いてみても「今は募集してない。募集の予定も今のところない」との返事で諦めていた。

「〇〇病院から求人の打診があって話を詰めている最中です。来週中には正式にオファーが来そうです」
「求人が表に出るのはさらに2週間後の予定なので、その前に非公開求人としてご紹介できますよ」

〇〇病院は子育て主婦に人気の職場である。
おそらく求人が出れば応募は殺到するだろう。
それを求人が公表される前に、先行して応募できるというのだ。

「〇〇病院でお願いします!」


急展開


そこからは早かった。

「分かりました!すぐに応募できるよう履歴書と職務経歴書を送ってください。」
「面接日の候補を3つほど挙げておいてください」
「面接後に病院見学も申し込んでおきましょう」
「時短と正社員は間違いないと思いますが、給料に関してはこちらからも交渉してみます」

「車通勤はOKでした。夜勤なしかつ土日休みもOKとのことでした」
「履歴書を一部赤入れしておきました」
「面接日は〇〇日の〇〇時からになりました」
「面接結果は3日後に頂けるそうです」

何もかも手配してくれ至れり尽くせり。
全てがスピーディーに進んでいく。

厚かましい私も、これにはさすがに申し訳ない気分になった。
でもそれ以上に、これまで味わったことのない心強さも感じた。

運命の面接

そして面接当日。
エージェントさんも面接に同席してくれた。


面接はそつなく進み、病院見学をさせてもらった。

事前に条件を詰めてあったため、面接はあっけないほどスムーズに終わった。

そして3日後の昼過ぎ…。
エージェントさんから電話が鳴った。

「〇〇病院内定出ました!」
「マ、マジですか!?ありがとうございますっ!」

職探しを始めて2ヵ月が経とうとしていた。
ちょっと泣いた。
エージェントさんも涙声になっていた。


時短の給料は?


時短勤務は、基本給が下がる。
夜勤手当も残業手当もない。
本来なら「手取り18万円」ほどになるはずだった。

しかしエージェントさんが交渉を頑張ってくれた。
本来なら付かないはずの家族手当、住宅手当が付くことになった。
これでプラス5万円。
さらに交渉を重ねてくれ、車通勤にもかかわらず通勤手当として1万円ほど支給されることになった。

その結果が手取り24万円!
奇跡としか言いようがない高待遇…。

もちろん「基本給が少ないため、ボーナスはあまり期待できない」とエージェントさんが言っていた。
それでも年収420万円ほどになる。
世帯年収は、夫のアルバイト代と合わせれば500万円を超えるだろう。

時短ではあるものの、同じ年代の会社勤めの方達よりも多くもらえるため満足感は大きい。

「ようやく人様と同じような暮らしができる…」

しんみりそう思った。


時短で働いてみて


〇〇病院で働き始めた。

時短勤務ではあったが、大変だった。
朝子供を送り、すぐ職場へ向かい、慣れない仕事をして、夕方ヘトヘトになりながら子供を迎えに行き、買い物をしてご飯を作り、子供を寝かせて、ようやく自分の時間。

それでも職場の子育て主婦への理解はかなり高いもので、大いに助けられた。
子供が熱を出せば休ませてもらえたし、残業がないよう仕事も調整してもらえた。

もちろん助けれられてばかりはいけない。
自分にできることは何でもやった。

夫が送迎できるときは残業をした。
子供のイベントがない時は、土日も出勤するようにした。
夜勤は流石に無理だったが、早番で出られる日は出るようにした。

誰かを助けるから、自分も助けられる。
スタッフ全員にそうした意識があるため、うまく回っているんだなと思った。


時短を探す看護師の方へ


自分に合った時短の仕事は、なかなか見つからないと思います。

正社員は無理か…
給料が低くてもパートで…
ちょっと無理をしてフルタイムで…

と妥協したくなることもありますよね。

でも私はエージェントさんに自分にピッタリの職場を見つけてもらいました。
似たような良さげな職場もいくつか紹介してもらえました。

たぶん「自分に合った職場は沢山あるけど、見つけられないだけ」なんだと思います。

そういった時は、素直に誰かを頼ってみてはどうでしょうか。
私はハローワークの職員さん、前職の先輩、エージェントさんなど、いろんな方々を頼りました。

もし頼っていなかったら、今どうなっていたのか想像もできません。

私が利用したのは看護rooという大手の人材紹介会社です。


▶看護rooの詳細を見る

正直なところ、最初は人材紹介にあまり良いイメージを持っていませんでした。
でもその考えは大きく変わりました。

彼女たちはプロです。
ノウハウも情報も交渉も、私が想像もできないくらいハイレベルなものでした。

時短で悩んでいる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
看護rooのエージェントさんなら、親身に相談に乗ってくれるため、初めての利用でも安心できるかと思います。

皆様に良い生活が戻ってくるのをお祈りしております。
(-人-)